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治療①

抗がん剤を始める前に、SV装置を取り付けられました。

これは、長期の点滴に対応するため、直接首から点滴が入るように,そして長期の点滴でも腕と違って取り外しをしないので、血管への負担が少ないとのことでした。

しかし、この装置を取り付けられた姿はとても痛々しかったです。

1週間に一度保護テープの貼り替えがありました。それを何度も見ていたのですが、これが取れる時が治療が終わるときですと言われていました。

抗がん剤はステロイドのデキサメタゾンとメトトレキサート、イホスファミド、L-アスパラギナーゼ、エトポシドという薬剤を投与して行きます。前回の治療の時はCHOP療法という4種類からなる抗がん剤だったのですが、実は夫のタイプにはこの抗がん剤の2種類が効かないと言う事がわかったらしく、それでも夫は5年再発しなかったという風に考えましょうと言われました。

今回のSMILE療法は夫のタイプにはかなり適合していると思われる抗がん剤だそうです。

3月20日、早朝4時から始まりました。初日は特に問題もなく、順調かと思われていましたが、さすがに強い薬らしく段々と夫の身体にダメージを与えて行きました。

食欲が無くなり、吐気が出て、ベッドから起きている時間が少なくなりました。

アスパラギナーゼというお薬を投与される頃には私が行っても全く反応しなくなり、栄養剤の点滴で毎日をつないでいました。

どうやらこのお薬は肝臓にダメージを与えるらしく、夫の肝機能の数値が日々悪くなっていきました。

夫に話をしても返ってくる回答が意味不明で本人もイライラしていました。呂律が回らなくなりました。力が入らなくなりました。

文字がはっきりしなくなりました。

意識がもうろうとしていたらしく、前日の事もまったく記憶がない状態になりました。メールの返事も無くなりました。

どうすればいいのか、どうしてあげられるのか全くわからず病院に行くのも辛い毎日でした。

看護師さんが心配するほどダメージが大きくなっていきました。

夫が家に帰りたいと言い、主治医に夫を家に帰して欲しいと頼みに行きました。

主治医は案外あっさりと「いいですよ」との事で週末帰宅する事になりました。

病院から最寄り駅まで通常なら5分で行けるところが20分以上かかりました。計画停電で止められていた地下鉄のエレベーターの横を延々と登っていきました。それでも病院から自宅まで車で帰ろうと言っても自分で帰ると言って頑張ろうとしていました。

帰宅してもずっと寝るばかりで食欲も戻らなく発熱もあり病院に居た方が楽だったかもしれないと帰宅させた事を後悔しました。

夫も早く病院に帰りたいと言い出し、自宅にいても不安がかなりあったようです。

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コメント

私の主人もNK / T 細胞悪性リンパ腫再発
で、11月1 日にsmile療法を終えてから、
11月10日から、臍帯移植のための前処置が
始まります。
治癒率?20パーセントもないですが、
それしか、助からないのですから…
毎日、涙をかくし、主人の部屋にいきます
、私の指名は日常を届ける事。病院なんか長く、いるとこじゃない。
子供の話や、チマタの話、笑い話、
バカみたいに道化を演じるのは当たり前の
事で、辛いけど
18日の移植当日まで、頑張ります。
どうぞ、負けないで。
諦めたら、その瞬間から勝利は消えてしま
うのです。

投稿: yoshiko | 2011年11月 9日 (水) 20時55分

yoshikoさん、はじめまして。
旦那様も再発されてしまったのですね。

初発時、夫から完治率は統計的なもので自分にとっては100%か0%しかないから考えないようにと言われていました。

確かに、今回のSMILEはまだ数年しか臨床例がないので、心配だったりしますが、気にしないようにしました。

移植に入られるのですね。
生着する日まで気が休まらないと思いますが、きっと笑い話になる日が来ると信じてくださいね。


投稿: ちゃこりん | 2011年11月10日 (木) 19時04分

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